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2022/11/04|

防カビ塗装の先駆け AF工法開発秘話

AF工法とは、私(取締役・市川幸充)の父である(故)市川栄一が昭和44年から開発をはじめたカビを防止する工法{ Anti Fungi(意味:カビを排斥する)の略}であります。

昭和44年当時も、カビの有用性を利用する食品産業(発酵食品系)や医薬品開発は盛んで、微生物を制御する分野はあまり日の目を見ない分野でした。

ましてや食中毒菌と違い、カビを止めるなど
「カビが生えて何が悪い」
「このカビがうちの食品の味を作っているんだ」
「カビが生えたもの食べて死んだ人はいない」
と、多くの方々が何ら問題にはしていませんでした。

また、それほどまでに日本はカビと共に共生してきたのです。

しかし、食品の大量生産での長期物流、住宅の高気密高断熱化に伴い、カビとの共生が出来なくなったのです。

1976年当時のAF防カビ施工写真

(故)市川栄一氏がカビ対策をはじめたきっかけは、塗装業を営んでいて一般家庭のお風呂場の塗り替えを行ったときのことです。

塗っても塗ってもお客様に直ぐに呼び出され、「汚れがまた出てきた」と言われ続けた現場がありました。実はその汚れがカビであったわけです。
そして、何故か“国立衛生試験所”に出向き、カビの専門家にカビの恐ろしさや防止することの困難さの教えを請い、それが故にカビ防止を専業としている会社は無いということを聞くに及び、困難であればあるほど天職ととらえたようです。

これがAF工法開発のきっかけとなりました。

以来、通常の塗装工事を行いながら一般家庭のお風呂場を無料で100件ほど、自ら配合した防カビ材を塗料の中に入れ、防カビ塗装を行いました。
そのなかで、カビの再発が無かったものの防カビ材の配合を選別し、防カビ材の優位な配合比を見出していきました。

多少の自信がついてから、防カビ1年保証を実施するに至り、住宅や食品工場に防カビ塗装の飛び込み営業を見境無く行いました。
しかし、やはり食品工場においても「カビが生えていて何が悪い」や、良くて「私どもの工場ではカビは生えていません」という返事をする会社が殆どであったようです。

転機は大手乳業メーカーに出入りしている会社の重役さんの住宅浴室をたまたま防カビ塗装した際のことです。

「こんなに防カビ効果があるのであれば、乳業メーカーを紹介したい」

という有難いお客様がいたことにより、食品工場に出入りできるようになりました。
その乳業メーカーさんに徹底的に食品工場における工事の常識などを叩き込まれ、食品専門会社の様相を呈した時期もありました。

同時にカビの検査室をつくり、同じ菌で同じ防カビ材の配合なのに、現場毎に効果が違うカビの強さを解明していきました。

また、必ずカビの汚染度や同定(カビの種類の特定)の調査を行い、実績データの積み上げをして、やっとカビの防止だけで年間1億円の売上を達成したときには、関係者一同大興奮していました。
その後、国立病院や官庁の宿舎、皇太子殿下の浴室などの仕事も出来るようになり、大手通信会社の社宅の改修仕様書に特命でAF工法が指定されるまでになりました。

1979年当時のAF防カビ施工写真

現在のAF工法は塗装工事をカビ対策の1つのアイテムとしています。
AF工法の“調査をして現状を把握してから対策案を考える”進め方は、製品にカビを生やさないための汚染源調査の基本的な考え方となっています。

つまり、当初は「壁に生えているカビ」を防止するAF工法が、今では、根本原因を解明し、建築、設備、運営面での対策を行い、その成果を保証する製品カビ防止コンサルまで実施する「製品にカビを生やさない」「住宅のカビの悩みを解消する」AF工法に進化しています。

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