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知って得するコラムカビに関する豆知識

2022/10/20|

天井のカビ

毎日暑いですね。そして新型コロナもはや第七波が到来してしまいました。ああ、また今年も天井のカビが増えるかも…。

高湿になる環境とは

何で暑くてコロナだと天井にカビが生えるのか。そのお話をする前にこのコラムも始まったばかりなので基礎の話をします。カビの原因を考えるうえで重要な高湿になる条件についてです。

ガラスのコップに入った冷たい麦茶。そのままテーブルに置いたらテーブルが水浸しです。何故でしょうか。我々が吸っている空気中には酸素、窒素などだけでなく、水分も含まれています。その空気が抱えられる最大の水分量(飽和水蒸気量)に対する実際に含んでいる水分の割合を相対湿度と呼びます。

相対湿度(%)=実際に含んでいる水分量/空気が抱えられる最大の水分量

カビはこの相対湿度が70%を越えると生育しだすと言われています。しかし、ここで温度が下がると抱えられる最大の水分量が少なくなるのです。つまり相対湿度の計算式で分母が小さくなります。すると相対湿度は上がります。更に相対湿度が100%になると空気が水を抱えきれなくなり、結露が発生して水浸しになってしまうわけです。

きっかけは温度差(*)。ただそれだけです。ただこれが原因で高湿になり、カビが発生する事例が多くあるのです。

*絶対湿度が同じ場合。

何故天井にカビが生えるのか

ではその知識をもって天井のカビに戻りましょう。何故天井にカビが生えるのか。実際は天井のカビと言っても要因は一つに絞れないのですが、今回は新型コロナ対策で強く推奨されている換気の影響をご説明いたします。ご自宅や職場などで換気と言ったら通常は窓開けが考えられるかと思います。窓を開けます。室内は当然エアコンをかけています。外の暖気は室内に入り、室内の冷気より上に上がっていきます。そこで冷たい天井、室内の冷気とぶつかり、その場が高湿になり、カビが生育してしまうわけなのです。窓を開けられない建物でも給気口がありますから、その周辺にカビが生えやすいのです。
高湿対策は空調管理など大々的な設備対策が必要になってきます。しかし、カビ対策に限って言えば簡単です。弊社の防カビ塗装をすれば塗った部分のカビは抑えられます。

居住者の方に害が現れる前に、クレームが出る前に、是非早めの対策を行いましょう。

ここまで大規模にカビが生えることも!

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